亜矢子晒し者の刑 其の三

恥辱の磔

 亜矢子は、全裸で各校舎内を一通り引き回された後、体育館の地下にある怪しげな部屋に連れ込まれた。 コンクリート剥き出しのその部屋は、綺麗に掃除されており、ガランとした空間の中央に磔台らしきものが置かれ、その周りに数個のスポットライトが設置されていた。
「どう? ステキな見世物小屋でしょ。おばさんの晴れ舞台のために、みんなで倉庫を片付けて作ったんだから感謝して頂戴ね」
 蒼ざめた顔で磔台を見つめる亜矢子の肩に手を回し、得意満面に説明する絵里。
「あ、あなた達、ど、どれだけ辱めれば気が済むのよ!」
 磔にされ晒し者にされるという、あまりにも理不尽な仕打ちに、亜矢子は屈辱の怒りを顕にし、声を荒げて抗議する。 しかし、その狼狽した惨めな姿は絵里と京子の二人の女子高生の目を楽しませるだけであった。

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